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それから

というわけで入院が決まり、その後一体どうなったのか。その全貌がようやく、ここに明かされる(大袈裟)。


入院してすぐに陣痛室にて、お腹にモニターをつけ赤ちゃんの心音を確認しながら一時間に一錠ずつの誘発剤を服用しながら陣痛を促していくという方法で始まりました。いよいよ。

果たして陣痛はくるのか!?

とドキドキしながらベッドに横になり、2錠、3錠、4錠、5錠目…と飲み進めていくうち、何度かお腹は張り弱いけれど痛くなる時もある。
でもこれは全て昨日までに経験していた程度のもので、それ以上にはなってないな、というのが実感。本当の陣痛って、まだまだこんなもんじゃないんでしょ?こんな鼻とかほじってられるような余裕もないんですよね(いやほじってないですよ)??

そうこうしているうちに、いつも妊婦検診で診て頂いてる担当の先生が、数人の手下…じゃなくて部下?の医師たちを従えて回診にやって来ました。をを。白い巨塔みたい(後に知ったのですがこの先生は産科医長かなんかの偉い先生だったらしい)!
でもこの先生はいつも穏やかな方なので、「どうですかー?」と微笑みを浮かべながら聞いてきます。
特に進展がない事を告げ、あっという間にその集団は去っていったのですが…事態が急展開したのはその後の事。

病院食に3時のおやつがあった事を知り、へえーなんて支給されたそれを恐る恐る毒味しては、ほほー中々イケル!などと1人ご満悦になっていたところへ先生がやってきて徐に発したその言葉から、あれよあれよという間に急にその場がバタバタとしだしたのでした。

「モニターをみていると、お腹が張って子宮が収縮した時に赤ちゃんが苦しそうにしている(多分心拍数が下がってしまうという事なのでしょうかね)。このまま陣痛を起こすと赤ちゃんの身が危険になる恐れがあるので、経膣分娩でなく帝王切開手術で赤ちゃんを取り出すのが良策だと判断しました。」

大体こんな感じの事ですよ。



ええええええええええええええええ。
なんですって。


でもそんな事言われちゃうと、そんなん赤ちゃんが元気で産まれてくれる事が一番大事な訳で、そのためなら別に自然分娩だろうが帝王切開だろうがなんだっていい訳で。
まあ実はこれまでも、帝王切開の可能性が無いわけではなかったんですよね。その辺は色々とありましてね。だからその事について一度も考えた事はなかったのかというとそうでは無いわけで、もしそうなったとしてもその方法しか無いんならしょうがないわな、とは思っていたので、その時がやってきた、というだけなので私自身はある程度すんなりその事実を受け入れる構えが出来ていたんですね。
「あ、わかりました。赤ちゃんの無事が一番大事なことなので、よろしくお願いします。」

それしか返す言葉はありません。

というわけですぐさまだんなさまにその旨を伝える連絡がいき、手術の為の諸準備がわらわらと一気にとり行われた、という訳なのですね。点滴、レントゲン、トイレに行く必要が無いように尿管への入管、採血、血圧測定、剃毛(ていもうーーーー!!!)、着替え、あれやこれや、あれやこれや。
入れ替わり立ち替わり色んな方がやってきては私の体に色んな事を施していき、なんだか一気に重病人にでもなっちまった感が。
でもまだこの辺ぐらいは余裕があった。無かったのは周りの人の方だと思います。そのギャップがまた興味深いですね。そんなもんなのでしょうね。

だんなさま到着。改めて先生からこの手術に至った経緯を説明して下さり、2人で納得。そしてすぐに手術の予約を入れるらしいのですが、如何せん私が入院していたのは総合病院だったので予約が取れるまでちと時間がかかるらしい。

手術をする事が決まったのは16時ごろ、そこからあれこれ準備や予約をして、多分開始は19時半位になるかも、という説明を受けてその時間まで待ち続けたのですが、その時間が近づくとどうやらまだまだ時間がかかるらしい事が判明。

うえーまだ待つんかいなーやるならちゃっちゃとやっちゃってくれーという心の叫びも虚しく、ようやっと手術開始時間のお知らせ。20時45分との事。

ここまでに流れた時間の重苦しさと言ったら。私は私でベッドに張り付けにされていて動けないし、飲む事も食べる事も許されない。

だんなさまも落ち着かないのか、そこに座っているしかないけれど正直待ちくたびれている様子。

健診の時もそうだったけど、全く病院って所は矢鱈と待たされる場所なんだなぁとぼーっと考えながら、私はヘッドホンで音楽をひたすら聴いておりました。

時がやって来ていよいよ手術室に移動。

ストレッチャーというものに生まれて初めて載せられ、手術室という所に生まれて初めて入るんだ。わーすげー、ドラマや映画で観たまんまだー、わーわーと密かにテンションが上がりながら手術室に入ると…


緑色のタイル張りの部屋。天井には観た事のあるあのでっかいライト。手術着を着た人達。

ここではたと我に返り、あっやべー、いよいよ始まってしまうのね。こわいこわい、麻酔こわい。背中にするってどんだけの痛みなのーこえー逃げ出してぇー!!

とどうあがいてもムダなのにここへ来てちょっとビビり出すチキンな私。まあもちろん言葉には出しませんでしたけど。もうなるようになれや!とハラは括ってあるので気持ちは完全にまな板の上の鯉です。

そしてそこから…麻酔を打たれ、手術が始まっていくのです。


もうーこの流れは書きたいけど書き出したらキリがないのでもう割愛しちゃいます。が、正直な感想としては、赤ちゃんを取り出す瞬間というのがあまりにも実感がなさ過ぎて感動も何もなく、ただただ驚きでしかなかった。

赤ちゃんの「ギャー」という声も聞いたし、取り出した直後の姿も勿論見せてもらった。
それを聞いて、そして見て、先生にも「良かったね、元気な赤ちゃん生まれましたよ。」と満面の笑みで上から覗き込まれて、とにかくああ良かった、と心底ホッとしたのは事実です。
しかし…感動というか、ホントにあの声とあの姿は自分の身体から出てきたものなの!?という実感がさっぱり分からなくて。

下半身は麻痺してるし、手術の様子は当然私には見えないし、おいおいおい、こんな事なら手術の様子見せてくれりゃ良いのにーと思いましたが。
グロいの無理なんでその意見はすぐさま私の中で却下しましたが。


と、初めての帝王切開での出産はこんな感じで過ぎてゆきました。出てくる瞬間のこの実感の無さは自然分娩とは真逆かと思いますが、何せ帝王切開は「手術」です。
赤ちゃんが出てきたらそれで終わりではない。
お腹を閉じなきゃなりませんね。麻酔も効いてます。
その後は一気に眠気に襲われ、遠のく意識。
ふと目を覚ますと朧げではあるが、なんか音楽が流れてる。


なぜ大塚愛なんだ…(センセのご趣味なんでしょうねきっと)

そして手術は無事終わり、またストレッチャーで運ばれ個室へと。
そこから麻酔が完全に切れる朝までの時間、それが私にとってはとにかく試練の時間でした…。

長くなったので詳細は割愛。

長かったような、しかし短かったような、たった一日で怒涛の展開の出産劇ではありました。

出産にはそれぞれのドラマがあるとはいいますが、またひとつ新たなエピソードが加わったというわけですな。

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ami et soi

Author:ami et soi
小さい頃からバッグが大好きで、とうとう自分でも作るようになってしまいました。

 でも今は、バッグ作りを通して伝えたいことがあります。
 いろいろな想いを、ここに綴っていこうと。

ami et soi  「ともだちとわたし」
並べかえると、わたしのなまえ。

☆作品をちょこちょこ作っていますので「カテゴリ」の「ami et soiの作品」のエントリをご覧くださいませ。オーダーもやります。作品の色違い等も受けられます。

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