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ハシゴ・ザ・ミュージアム

さて、昨日の宣言通り行ってまいりましたのはこちら。


まずひとつ目は、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで行われているフェルメールからのラブレター展

フェルメールも名前と作品くらいは知っていましたが作品の実物を見た、という記憶はあまりなく、これまでも何度かセンセーショナルに「フェルメール展」とか銘打ったものを観にいこうかなーと思いつつ観にいけなかったので、これは行っとくかと前売りチケットを購入していたもの。

どうやらこの展覧会のメインはフェルメールの3作品らしく、「アムステルダム国立美術館で修復作業が行われている≪手紙を読む青衣の女≫が修復後 本国オランダより先駆けてこの日本で世界初公開。」

というのが最大のウリだったようですね。

この後次の場所にも行きたかったので、なるべく早くと思って午前11時頃に行ったのですがそこはもうすでに行列が。

平日なのになんでこんなに混んでんの!

しかしここでは作品対自分の空間を如何にして獲得するか、というのが芸術鑑賞のポイントだと私は思っているので人混みやいつの間にか作品群の前にできている無意味な行列はすっとばして、自分のペースで観進めていきました。

しかし、日本人ってなんであんなに「並ぶ」のが好きなんでしょうね。別に美術館なんて、順路はあっても必ずその通りに行かなきゃならないなんてルールは無いんだから自分の好きなように観ていけばいいのに(並んで観てね、という表示がある場合は守りますよ、そんなの滅多に無いけど)。

あの作品が人でいっぱいなら空いている方、それと人だかりの中でも端っこの方はわりと隙間が出来ていたりします。そこにすかさず滑り込むようにして観る。観たい所をしっかり見る。

んで観終わったらさっさとその場を離れる。立ち止まって資料かなんか見る時は別のところで。そこは他の人にも配慮したいと思っているから。

どうやら美術館での展示を数々観ているうちに、自分なりのコツを掴んだみたいです。

そうしてあっちへ行ったりこっちへ行ったり、資料をよく読んだりまた絵を観たり。

出るころにはもう13時をまわってました。しっかり堪能させてもらいましたー。

フェルメールの絵もそりゃあ素晴らしいものでしたが、他の同時代の画家の作品も素晴らしいものばかりでしたよ。17世紀のオランダ絵画はいいですね。産業革命も起こる前だし、印象派もまだ出てくる全然前だけどやはり、こういう時代を経てあの世界へとつながっていくんだな、と思うと本当に面白い。
物象の写実力もそうだけれど、この頃にはもうそれはある意味完成されて飽和状態になっていて、あとは光と影の表現、そこからあの印象派という新しい表現方法が生み出されていったんだろうな。産業革命をきっかけに。

もうこのBunkamuraだけでひとつ記事書けてしまいますがとりあえずレポートはこのくらいで。
ああアムステルダムとかいきたい。オランダにもいい美術館沢山あるんだろうな。ゴッホが生まれた所でもあるしな。


そしてお昼ご飯を食べ、次に向かったのは日本民藝館

ここでは現在特別展「スリップウエアと西洋工芸」をやっておりましたが、私の目的はこれでした。



日本民藝館友の会の会員になって、これから一年ここに沢山足を運んで沢山の展示物、もとい民藝品を観たい。



ここの全てが好きです。


建物の中を流れる空気も、展示されているものも、建物自体も、全て。


今までも何度か訪れ、それでもまた来るたびに

ああ、やっぱり私はここなんだなぁ

と思ったからです。

私の美意識の全ての根底に流れる精神は、ここにあるものと共通している。と。

見ていてただ美しいと心が震えるだけではなく、展示されてある空間、この建物全体を流れる空気に身を置いているだけで心の奥底から安らぎ、満足を得られるのです。

もうここで暮らしたい。ここにあるものに囲まれて生活したい。
それくらいの満足感。


いくら西洋美術が好きでも、それを生活の中に取り込むとなるとまた話は別になってくる、という事にいつしか気付いた自分がいました。

でもここにいると違うのです。
年数を経て色艶とともに温もりを感じられる木の柱や土から作られた焼き物、植物の繊維で織られた衣類、昔から人と自然が良い距離感でかかわって出来た「民藝品」がここにはある。

それは私が生まれ、育った環境ともどこか似ていて、とっても心地良いのです。

私の根っこはこれだ、と。

やっぱりこういうものなんだ、と。

それを再確認するためにも、ようやく見つけた東京のオアシスみたいなものです。

ここから自分が何か作るときに、少しでも反映させることが出来たらいいと思います。


うれしいな。これから沢山ここに来よう。先日亡くなってしまった柳宗理氏の父上、柳宗悦氏が初めて作った「民藝」という言葉、概念。

それを廃れさせてはいけない。

それこそ受け継いでゆかなければならない。

そして今、この時代を生きている私たちの手に、その行く末がかかっているような気がするのです。

つまり正念場、だと思います。


そのために自分が出来ることは何なんだろう。

自分なんかに、何が出来るのかな。

ものを作る技術を持っている一人の人間として、ちっぽけながらも一生懸命考える毎日。

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ami et soi

Author:ami et soi
小さい頃からバッグが大好きで、とうとう自分でも作るようになってしまいました。

 でも今は、バッグ作りを通して伝えたいことがあります。
 いろいろな想いを、ここに綴っていこうと。

ami et soi  「ともだちとわたし」
並べかえると、わたしのなまえ。

☆作品をちょこちょこ作っていますので「カテゴリ」の「ami et soiの作品」のエントリをご覧くださいませ。オーダーもやります。作品の色違い等も受けられます。

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